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下流での再現性を高めるにはどうしたらいいのか? [【その他の品質工学関連】]

2018年4月8日
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下流での再現性を高めるにはどうしたらいいのか?
(「上流と下流で何が異なるのか?」)

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下流での再現性を高めるために設定する因子、それはノイズ(誤差因子)です。

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下流での再現性を高める手順は以下の通り。

1)上流にてノイズを与えて実験(パラメータ設計)する

2)SN比の高い条件を選択する

3)下流で安定な条件が得られる

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ノイズを適切に設定するためのポイントを述べます。

下流での再現性を高めるには、
「上流と下流で何が異なるのか?」を考えることが大切です。

例えば、
下流(市場や後工程)で温度がばらつく場合は、「温度」をノイズに設定します。
下流(市場や後工程)で相対速度が変化する場合は、「相対速度」をノイズに設定します。

このように、下流でのノイズを適切に想定し、上流のパラメータ設計でSN比の高い条件を選択することが大切です。

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まとめです。

下流での再現性を高めるにはどうしたらいいのか?
それは、下流で想定されるノイズを適切に設定することです。
そして、SN比の高い条件を選びます。

「下流での再現性」と「制御因子間の交互作用」は全く関係ありません。

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