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■「もっといい品質工学」 [【その他の品質工学関連】]

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「もっといい品質工学」

品質が欲しければ、品質を測っても問題ありません。

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「もっといい品質工学」とは、
『誰もが簡単に使える実践的な品質工学』というコンセプトで、弊社の品質工学の教育プログラムを再構築したものです。

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「もっといい品質工学」では、
「品質工学の慣習」や「田口玄一氏の考え方」を追認するのではなく、全てをゼロベースで考え、品質工学を再解釈しました。

※この再解釈は、他者に押しつけることを意図したものでありません。
弊社の教育プログラムで採用している「考え方」を、ここでご紹介しているだけです。
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これまでの品質工学では、「教科書通りの品質工学」が重要とされてきました。
(※これまで弊社でも、それに沿った内容で品質工学を教育してきました)

教科書通りというのは、↓の4つです。
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・基本機能が重要→「基本機能が適切ではないと失敗である」
・動特性が重要→「入力を設定し、機能で考えることが重要である」
・利得の再現性が重要→「制御因子間の交互作用が大きいと失敗である」
・機能性評価が重要→「SN比で評価することが重要である」
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しかし、教科書通りの品質工学では、初学者は品質工学を難しく感じてしまい、理解や普及が思ったように進みません。
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品質工学を難しく感じてしまう原因は、教科書通りの内容に執着し過ぎるからだと私は考えました。

品質工学が世の中に浸透していく過程で、いつの間にか、教科書通りに実践することが目的となってしまい、本来の目的「いい条件を求める」を見失ってしまったのではないか、と考えたのです。

そこで私は、本来のシンプルな目的「いい条件を求める」を推進すべく、「もっといい品質工学」というコンセプトで、「教科書通りのやり方に執着しない開発方法」を検討しました。

「教科書通りのやり方に執着しない開発方法」とは、↓の5つです。
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(1) 基本機能はアバウトでOK
(2) 基本機能はたくさんでもOK(多目的な最適化)
(3) 静特性でもOK
(4) 利得の再現性は、悪くてもOK
(5) 直交表は使った方がベター(機能性評価をチヤホヤし過ぎない)

これから順番にご紹介します。

※これは私の考えです。反論や異論は、ぜひご自身のホームページやブログ等でご紹介下さい。
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(有)増田技術事務所のホームページ