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長野県品質工学研究会の活動報告(2020年6月&7月) [長野県品質工学研究会の活動報告(転載)]

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長野県品質工学研究会
 2020年6月5日(金)に2020年度の第2回研究会をオンライン(Webex)で開催したにて開催した(参加者:11名)。以下に示す事例発表についてディスカッションした。
【事例発表】
1.「SN比の改善は非線形の効果だけではない(線形だってSN比を改善できる)」 ((有)増田技術事務所 増田雪也)
非線形の改善でSN比を改善できる説明があるが、この説明だとノイズを設定する必要性が理解しにくい。そこで、線形な特性においてもSN比を改善できることを説明し、ノイズを設定する大切さについてディスカッションした。

 2020年7月10日(金)に2020年度の第3回研究会をオンライン(Webex)で開催したにて開催した(参加者:12名)。以下に示す3つの事例発表についてディスカッションした。
【事例発表】
1.「LabVIEWを用いた波形処理&MT法の解析プログラム」 ((有)増田技術事務所 増田雪也)
LabVIEWを用いて存在量・変化量などの波形処理&MT法の解析までを行うプログラムを開発した。波形処理からMT法の解析への流れをシームレスに実施することができ、波形解析の生産性を向上させることができた。
2.「ソフトウェアテストへの直交表(HAYST法)活用の取組」 (日置電機(株) 兒玉光)
直交表テスト(HAYST法)の概要と、普及のための取組み事例を紹介。
弊社では、以前からオリジナルの直交表生成ツールを用意するなどして、直交表テストを活用しているものの、①技術者にテストの意義が充分に理解されていない。②準備やテスト自体に手間がかかる。などの理由から、必ずしも効果的に運用されているとは言えない状況である。
そこで、直交表テストを効果的に運用するために、ソフトウェア技術者に、直交表テストの①意義、②効果、③使用時の注意点などについて理解を深めてもらうための活動をおこなっている。
発表後、取組み内容や、ツールについての意見交換をおこなった。
3.「新型コロナウィルスの感染シミュレーション(3回目)」 (信州大学 岩下幸廣)
新型コロナウィルス感染について、ロジスティックモデル、ゴンぺルツモデル等での予測を報告した。また、同モデルの商品寿命への適用も報告した。

 2020年7月30日(木)に品質工学導入講習会(出席者:17名)を塩尻インキュベーションプラザ(長野県塩尻市)にて開催した。
1 主催者あいさつ、品質工学の概要説明
2「パラメータ設計の基本的考え方」(有)増田技術事務所 増田雪也
3「MTシステムの基本的考え方」東京エレクトロンテクノロジーソリューションズ(株) 中山博之
4「オンライン品質工学の考え方」信州大学 岩下幸廣
5「長野県品質工学研究会の紹介」長野県品質工学研究会事務局 児野武郎
6「品質工学本格導入のためのセミナー・講演会について」公益財団法人長野県テクノ財団

((有)増田技術事務所 増田雪也 記)
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