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私 品質工学できないんじゃなくて、しないんです#4 [【品質工学ハック】]

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『品質工学に挑戦してみたけど、失敗してしまった』という人は多いはず。
そんな人に、品質工学の極意を教えてあげよう。

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【大人の品質工学圧勝法】

品質工学で致命的な失敗が2つある。
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・品質工学(パラメータ設計)を適用する目的を間違える
・ノイズと制御因子の区別を間違える
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これら2つの失敗は致命的だ。
取り返しが付かない。
そうならないためにも、計画段階で誰かに相談することをオススメする。

一方、失敗だと思われているが、実は失敗ではないというのが2つある。
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・利得の再現性が低い
・基本機能(入力、出力)が適切ではない
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これら2つは、失敗ではない。

「利得の再現性が低い」から説明しよう。
利得の再現性が低いのは、その技術者が悪いわけではない。
その理由は、「制御因子間の交互作用が大きい」からだ。
これは誰が実験しても同じ結果になる。
品質工学の目的は、利得の再現性を高めることではない。
利得の再現性が低い場合は、暫定最適条件を採用すればいいだけの話だ。

2つ目の「基本機能(入力、出力)が適切ではない」を説明しよう。
断言しよう、基本機能に正解は無い。
どこかに正解があるわけではない。
だから正解を求めて悩むのはやめよう。
もちろん、基本機能にベターはある。
しかし、直交表実験をする前に、ベターか否かの判断は誰にもできない。
じゃあどうするか?
複数の基本機能で実験すればOKだ。
基本機能に悩むあまり、実験に踏み出せないのが一番いけない。
品質工学の目的は、正しい基本機能を求めることではない。
そんなことで悩むなら、さっさと実験してしまおう。
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さあ、早速試してみよう。

【大人の品質工学圧勝法!】
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