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【No.4 ソフトウエアへの組み込み】 [シリーズ「品質工学シミュレータの紹介」]

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ソフトウエアへの数式の組み込みについて述べます。


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考案した独自の数式は、プログラミング環境を用いて組み込み、ソフトウエアの作成を行いました。


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これが作成した「品質工学シミュレータ」の画面です。
使い方は、非常にシンプルです。
マウスで【プルダウンメニュー】を選択したり、キーボードから【数値】を入力したりすることにより、シミュレーションを行うことができます。
それでは、シミュレーションの手順について、順番に述べていきます。


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まず最初は、ノイズ(誤差因子)の設定を行います。
ノイズは、「水温」のみ設定できます。
図のような【プルダウンメニュー】により、ノイズ3水準の中から選択することができます。

■ノイズ「水温」3水準
  ----------------------
  ・[低] 5℃
  ・[標準] 20℃
  ・[高] 35℃
  ----------------------
  


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次に、制御因子の設定を行います。
8つの制御因子は、【プルダウンメニュー】により、2水準または3水準の中から選択することができます。
これらは、L18直交表にピッタリと割り付けられるように、因子の数と水準数が設定してあります。

■制御因子8つ
  ----------------------
  ・羽の材質:2水準(アルミ、鉄)
  ・羽の厚み:3水準(1mm、2mm、3mm)
  ・羽の長さ:3水準(150mm、160mm、170mm)
  ・羽の角度:3水準(15deg、20deg、25deg)
  ・吐出口の直径:3水準(70mm、80mm、90mm)
  ・羽の枚数:3水準(3枚、4枚、5枚)
  ・吸入口の直径:3水準(100mm、115mm、130mm)
  ・クリアランス:3水準(0.20mm、0.25mm、0.30mm)
  ----------------------


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次は、信号因子(入力)の設定を行います。
これには、2つの設定方法があります。
 ----------------------
 1つ目は、直接【数値】を入力する方法
 2つ目は、【▲▼印キー】で増減させ入力する方法
 ----------------------
使いやすい方法を選ぶことができます。


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次に【計算開始ボタン】を押すことにより、シミュレーションを開始させます。
計算結果は、瞬時に表示されます。
最後に、特性値(出力)を読み取り、終了です。


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「2. シミュレータの開発」のまとめを述べます。
要因効果図のような特性を得るために、独自の数式を考案しました。
その数式を、プログラミングにより組み込み、品質工学シミュレータを作成しました。


−−−−−−−−−−−−−−−−End−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【No.4 ソフトウエアへの組み込み】→【No.5 体験実習セミナー】

【目次はこちら】>> go

■後記(2019.6.10)品質工学シミュレータを無償配付します。

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